紅茶を選ぶ(買う)時どのように選んでますか?
紅茶は分類に分けると5つに大別できるのです。
1.原産地別(お茶のとれる原産国別)・・・「紅茶のとれる国」参照 |
2.地域別(ダージリン・アッサムなど茶園の地域別)・・・・「紅茶のとれる国」参照 |
3.パッカー別(リプトン・トワイニングなど銘柄別です)・・・本当に沢山ありますよね |
4.製品の形態別(ルースティ・ティーバッグ・インダストリアルティーなど) |
5.等級別(グレード別)・・・紅茶のサイズ大きさ形状を表すもの。 |
1.2.は「紅茶のとれる国」でご紹介していますので、のぞいてください。
3.は皆さんもご存知のように本当に沢山のブランド〈銘柄)があります。
ここでは4.と5.を少しご紹介しますね。
現在私達が飲んでいる紅茶を種類別に分けると4つの種類になります。
1.ティーバッグ |
あらかじめ茶葉の量が計算されて濾紙の袋に入れられた
ものでティー〈お茶)の入ったバッグ(袋)の事です。
ティーバッグの紅茶もちゃんと淹れると美味しいです。 |
2.ルースティー |
リーフティーとも言い、撒茶(バラチャ〉のことで、茶葉を
茶サジやティーメジャーなどで自分で量って飲むタイプです。 |
3.インスタントティー |
葉からエキスを取り出して粉末にしたもので、
お湯で溶かして飲むタイプのものです。
人工的な味・香り・水色なので、紅茶とは言えませんよね。 |
4.インダストリアルティー |
自動販売機で売られている缶物です。
こちらも人工的な味・香り・水色なので、紅茶とは言えません。
その上”缶”が残ります・・・ポイ捨てはやめましょうね。 |
本来、紅茶を楽しむという事は茶葉の形状・水色(スイショク)・香り・味・最後に残る
茶殻までを楽しむことです。
ですのでBとCの紅茶味は茶葉の形状・茶殻がないばかりでなく、人工的な味・香り・
水色なので、紅茶とは言えませんよね。
茶の葉(リーフ)にはそれぞれ名称がついています。
それぞれの葉が加工され、ブレンドされ紅茶になります。
◆フラワリー・オレンジ・ペコ◆
(Flowery Orenge Pekoe)
一番上の新芽(チップス)のことです。
・ゴールデンチップス・シルバーチップス等
新芽だけを摘んで作った紅茶で、味わい
もあまりなく、値段も高いのですが、
製造量が少ないため希少価値がつき
珍重されている茶葉もあります。
◆オレンジ・ペコ◆
(Orenge Pekoe)
フラワリー・オレンジ・ペコの下の若い葉
で、茶葉の厚みも薄い。
◆ペコ◆
(Pekoe)
オレンジ・ペコの下の葉で、葉の裏には
白い産毛があり、オレンジ・ペコよりも
茶肉は厚い。
◆ペコ・スーチョン◆
(Pekoe Souchon)
ペコの下の葉で、茶葉は太い。
◆スーチョン◆
(Souchon)
ペコ・スーチョンの下の葉で、葉は硬くて、
品質的に劣るので、ブレンド用が多い。
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茶葉(ルースティー)は、大きくは4種類に分けられて、茶葉の大きさ(形状)によって
分類されます。
それを等級(グレイディング)と言いますが、品質の良し悪しを意味しているのでは
ありませんのでご注意くださいね。
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◆オレンジ・ペコ◆
(OP)
オレンジ・ペコのペコとは、中国語の「白亳(パイハウ)」
からきたもので、産毛(ウブゲ)のついた新芽を指します。
果物のオレンジとは関係ありません。
茶葉の長さは7〜11mmくらいで、茶葉を長いまま
撚(ヨ)ったリーフタイプのものです。 |
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◆ブロークン・オレンジ・ペコ◆
(BOP)
オレンジ・ペコを砕いて小さくしたもので形状が細かい
分だけ成分を短時間で抽出できます。
茶葉の長さは2〜3mmくらいで、最も需要が多く
市販されている茶葉です。 |
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◆ブロークン・オレンジ・ペコ・ファニングス◆
(BOPF)
ブロークン・オレンジ・ペコをさらに細かくしたもので、
抽出時間もさらに短くなります。
茶葉の長さは1〜2mmでティーバッグ・ブレンド用に
多く利用されています。 |
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◆ダスト (D)◆
粒状にした細かい形状の茶葉でティーバッグ用です。
ゴミ・チリという意味ではないので注意してくださいね。 |
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◆CTC製法◆
生茶の細胞組織を破壊して仕上げた茶葉で、
短時間で成分を抽出できるので、
ティーバッグに多く使われています。等級ではありません。
Crush押しつぶす・Tear引き裂く・Curl丸める事から
頭文字をとってCTC製法と言います。
茶葉は1〜2mmの粒状です。 |
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