〜紅茶のお話〜*詳しくは「茶葉・紅茶について」を見てくださいね*

 
茶・紅茶・ウーロン茶は同じ木からできているって知ってました?
ツバキ科のカメリアという木からできているのです。

緑茶は発酵させないもの、紅茶は完全に発酵させたもの、半発酵はウーロン茶
というように、製造方法でそれぞれのお茶になっていくのです。

高温、多湿で茶葉の栽培に適している、インドやスリランカは生産量も多い事で
有名です。
その中でも4000フィート以上の高地で作られる紅茶は、ハイグロウンティーと呼ばれ、
とても良質な高級茶です。

世界中で親しまれている紅茶も、その国によってスタイルがずいぶん違いますよね!
たとえば・・ポットで入れて、美しい食器で楽しむイギリス風や、ミルクで煮出して
のむ (シチュードティー)、チャイのような インド風とか・・。

 
茶の歴史は古くて、4世紀ころ、中国から発祥したそうです。
その後、陸伝いに広まったものは”チャ”、海路によるものは”テ”とか"テー”と呼ばれて、
ヨーロッパへは17世紀頃、 東インド会社によって伝わったのです。

今のエレガントなイギリス風の飲み方は、ポルトガルから嫁いできた、キャサリン王妃が
たいへんお茶好きで、 当時とても高級だった砂糖をたっぷりいれて飲んだのが、
上流社会に流行し、その後、 美しい食器でお茶会が 催されるようになったのが、
始まりと言われてるそうですよ!

ヨーロッパで紅茶が好まれるようになって、18世紀後半にはイギリス人によって、
インドやスリランカで茶の栽培がされるようになったのです。
日本に伝わったのは明治時代・・・(ずいぶん後ですな〜)
リプトンの紅茶だったそうです。だから、日本で紅茶といえばまず思い浮かべるのは、
”リプトン”なのでしょうか?

ところで、紅茶はむつかしいものではないのです!
いつもみなさんが、家で”急須(きゅうす)”にお茶をいれて飲みますよね?
う〜んまさか日本茶までペットボトルではないでしょうね?
急須で淹れて飲みますよね!それと一緒なのです!
ただし・・・!緑茶と違うのは、沸騰したての熱湯で淹れるって事だけです!それだけです!

とは言っても、紅茶は(お茶もですが)喉の渇きを癒してくれるだけの飲み物ではありません。
リラックスしたり、おもてなししたり、コミニュケーションしたり、楽しむ為の役割ももっていますよね。

日常にササッと入れて飲むのもよし、ミルクで煮出して好きなマサラを入れて
エスニック気分でたのしむのもよし、 なにも、ハイグロウンな高級茶でなくてもいいのです。
おいしいお茶はたくさんあります!
ティーバッグでもちゃんと蒸らせばおいしくなりますよ。
TPOで紅茶も選んでみましょう。

お気に入りの茶葉や新茶が入ったら、美味しいお菓子を焼いて、友達を呼んで
お気に入りのティーセットでお茶会しましょう!

そして・・・たまには茶摩で紅茶を・・・・なんてどうでしょう・・・・・。

 

★Nice Pot Of TeaとNice Cup Of Tea
     
(ポット)        (カップ)
 
気づかれた方もいるかもしれませんが、
  茶摩はよくNice Pot Of Teaという言い方をしますが、
  (「紅茶の話」のボタンもそうです)
  イギリスではNice Cup Of Teaと言います。
  それは当然ポットで淹れたお茶を意味していますが、
  紅茶大国ならではの言い回しかなと個人的にうらやましく
  思うのですが、日本でNice Cup Of Teaと言うと、どうしても
  ”しゃぶしゃぶ”した一杯だての色だけ付いた紅茶や
  インダストリアルティーを思い浮かべがちなので、
 
茶摩ではあえてNice Pot Of Teaと言います。


←茶摩なりにもう少し詳しく紹介してますので、
  左の各ボタンからお好きなお部屋へお入り下さい。


  ◆色々お世話になった参考文献◆
 ・『紅茶の本〜紅茶とじょうずにつきあう法』[増補改訂版]堀江敏樹・南船北馬舎
 ・『紅茶で遊ぶ観る考える』堀江敏樹・南船北馬舎
 ・『カルカッタのチャイ屋さん』堀江敏樹・南船北馬舎
 ・『THE BOOK OF TEA おいしい紅茶の本』旭屋出版などなど